1. トップ
  2. しゃべる
  3. 看護・ケア
  4. DNARについて

DNARについて

  • 2013/04/07 11:35
  • 4,737アクセス
  • 9コメント

DNARとは、「終末期医療に於いて心肺停止状態になった時に蘇生措置を行わないこと」とあります。

終末期とは、「医師によって不治の病であると診断をくだされ、それから先数週間ないし数カ月(およそ6ヶ月以内)のうちに死亡するだろうと予期される状態になった時期」とあります。

《1》 終末期ではなくとも、DNARは適応されるのでしょうか?

先日、胃瘻造設しこれから施設へ転出していこう という患者さんがDNARでお亡くなりになりました。高齢ですが、これから施設へ行こうとしている方は終末期ではないですよね...?

《2》 DNARと決めている方には検査や加療はしないのでしょうか?

経過は、胃瘻からの経管栄養が口の方へ逆流し多量に嘔吐。39℃台の熱発、血圧・SP02低下が出現。点滴、酸素投与するも全身状態悪化していき、嘔吐より1週間で看取りとなりました。

嘔吐した時点で転院や外診をすすめたのですが、(私の病院は精神科単科であり、設備に乏しいです。レントゲンもなく、内科の薬も限られています。)家族からは当院で出来ることだけでいいとの返事。医者もそれ以上すすめず。

DNARだからといって、検査や加療で回復が見込めても、それを行わなくてよいのでしょうか。

点滴、酸素投与くらいしか出来ないので、転院しなければ患者さんの自然治癒力にかけるか、死を待つかの選択となります。

高齢ではありますが老衰とは違うし、胃瘻を造って転出しようとしていた矢先だったので、なんだか腑に落ちません。

例えば、24歳の私が急変時にDNARを望んでいるとして、交通事故に遭って心拍停止状態になったとしたら...蘇生しないのが正解なのでしょうか?

倫理問題とか、緊急時であるとかで蘇生するのであれば、前述した患者さんの例との違いは何なのでしょうか?

(退会者)

このトピックには

9のコメントがあります

会員登録(無料)すると

コメントをお読みいただけます